◆◆第1回部会(※)野外見学会「大久保低地の自然堤防と遺跡」の記録 ◆◆

 

※地形・遺跡から見た荒川・利根川の流路変遷  部会 

  2019年12月7日(土) 

  集合:埼玉大学内(バス停)9:00 

  解散:埼玉大学12:30

 

<見学コース> 埼玉大学構内本村遺跡 → 堤根遺跡 → 観音塚古墳 → 天神山古墳 → 外東遺跡 → 大久保条里遺跡 → 神明寺古墳 → 塚山古墳 → 宿宮前遺跡 → 根切遺跡 → 白鍬塚山古墳 → 大久保領家遺跡 → 埼玉大学  <講師> 柿沼幹夫       (参加者:17 名)

 
 今にも降り出しそうで、寒気強い曇り空でしたが、縄文時代に利根川が形成した自然堤防上の遺跡を巡検し、無事に終了しました。大久保低地は、特に古墳時代から奈良・平安時代の遺跡が充実した地域で、古代足立郡の枢要な位置を占めています。住宅地化が著しく進展していますが、ブラタモリの気分で旧地形を復元しながらの探索に質疑も活発に行われ、講師からの説明に対し参加者からの補足訂正もありました。

 特に、堤外地では旧河道や自然堤防の地形もよく残り、昭和30年代の近郊景観を彷彿させるものがあり、参加者からは「今日は面白かった」との感想をいただきました。ただし大宮郷土史会の会員やさいたま市遺跡調査会協力員の参加者が多く、部会員が3名だったのは残念で、次回からは野外研会員、ことに部会員の積極参加が望まれます。

 


◆◆「筑波学園都市研修見学旅行」の記録 ◆◆

 

2019年5月11日(土) 集合:つくばエクスプレス「つくば駅」下車 つくばセンターバスターミナル8番乗り場 8:30

 

<見学コース> つくばセンター(9:10) → 国土地理院 → 筑波実験植物園 → つくばセンター(昼食) → 地質標本館 → 筑波宇宙センター → つくばセンター(16:00)

 

今回の野外見学会は、つくばを代表する4施設を巡る欲張りなツアーでした。当日は晴天に恵まれ、17人の参加者はよく見、よく歩き、心地よい疲れと満足感に包まれた一日を過ごすことができました。つくばセンターからはこれらの施設を巡る「つくばサイエンスツアーバス」が出ており、車中ではスタッフガイド(写真)による解説を聴きながら車窓の風景を楽しむことができました。旅行を企画し下見も行っていただいた斉藤・柿沼両会員に感謝します。

①国土地理院の「地図と測量の科学館」  日本列島空中散歩と称して赤青メガネで日本列島とその近海の地形が立体的に見える床面展示(写真)や、伊能忠敬らが踏破・作成した古地図などが印象に残りました。

②筑波実験植物園  国立科学博物館の植物園で、「世界の生態区」と「生命を支える多様性区」から構成されています。2班に分かれ、植物園の専門スタッフの案内で、日本の代表的な植物、世界のいろいろな環境に生育する植物、生活に利用する植物など、興味深い植物を変化に富んだ地形の広大な敷地内の散策路を歩きながら観察することができ、心地よい汗をかきました(写真)。

        ━━ いったんつくばセンターへ戻ってレストランで昼食 ━━

③地質標本館  玄関前には巨大な五角柱の柱状節理の標本が展示され、館内では、日本各地の岩石・鉱物・化石や、富士・箱根火山の模型、太平洋海底地形などを見学しました。以前、野外研の講座で講演していただいた産総研地質調査総合センターの貝化石がご専門の中島 礼さん(写真)が、展示の案内と解説をしてくださいました(感謝)。

④筑波宇宙センターの展示館「スペースドーム」 日本の宇宙開発を進めてきたJAXA(宇宙航空研究開発機構)の歩みと現在を、人工衛星や歴代ロケットの模型(写真)などで展示・紹介されています。なかでも、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデルに乗り込んだり、顔出し写真が撮れる本物の宇宙服を着る(入る?)体験は、大変興味深いものでした。

 

 

屋外のロケット広場で記念撮影。

4館園の見学が終わり、皆さんさすがに少し疲れたようです。


◆野外見学会「見沼の成り立ちと歴史を探る」が行われました!

 

2019年3月29日(金) 集合:JR東浦和駅9:15  解散:浦和くらしの博物館民家園12:30
講師:青木義脩・高原勇夫・伊藤静子


<見学コース> JR東浦和駅前→赤山街道→見沼代用水路西縁→見沼通船堀(西縁)取入口→仮閉切→女体新橋→附島氷川女体社→八丁堤・赤山街道→通船堀二の関跡・舟溜まり→一の関→八丁堤→鈴木家住宅→芝川(見沼中悪水)・八丁橋→水神社→東縁見沼通船堀・出口→一の関→閘室→二の関→仮閉切→東縁入口→見沼代用水路東縁→仮閉切→山口弁天(厳島社)→山口橋・下山口新田稲荷社→八丁堤土採跡(推定)断崖→木曽呂富士塚→見沼代用水路東縁→芝川第一調節池→浦和くらしの博物館民家園

 当日は時折風が吹きつける曇天で、昼になっても気温が上がらない寒い一日となりました。20人弱の参加でしたが、青木講師の長年の経験に裏付けられた時折ジョークで笑わせる淀みない解説に、皆熱心に聴き入っていました。また、高原講師の見沼低地と大宮台地、縄文海進など地形・地質に関する説明から、見沼の成り立ちを想像することができました。伊藤講師からは、芝川第一調節池の役割、越流堤、野鳥などの解説を聴くことができました。

 歩くこと9,500歩、少々疲れましたが、見沼の自然と歴史・文化を探りながら、通船堀と見沼代用水路、8分咲のソメイヨシノの並木を愛でながらの野外見学会、楽しく学ぶことができました。

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見沼の成り立ちと歴史を探る.pdf
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◆浦和パルコ9階・10階のイベントに参加・出展しました!

 

 3月2日(土)・3日(日)、浦和パルコ9階のコムナーレフェスティバル10階の浦和コミセンまつりに野外研が参加しました。9階では野外研の活動や出版物を紹介する展示と入会案内、機関誌・マップなどの販売、10階では荒川の21か所の川原から採集した川原の石の実物図鑑、アンモナイトやマンモスの臼歯化石と解説、板碑の石材採掘・製作に関するポスター、関連書籍などの展示、ストーンペインティングや三葉虫化石のレプリカづくり体験、花粉や珪藻の顕微鏡観察体験などを行いました。

 晴天に恵まれた一日目は午前中から多くの来場者があり、担当者は解説にてんてこまいでした。パルコを会場としたイベントに野外研はNPO時代から出展しており、内容も充実してきました。今回で6回目となり、常連の来場者も少しずつ増え、一年に一度の顔合わせと友好を深める良い機会となってきました。


 

 高麗川流域の自然と歴史・文化遺産をたずねて」 

   ─巾着田と彼岸花のふるさと高麗川を訪ねて─

  2018年5月19日(土) 集合:高麗川駅10:00 解散:巾着田バス停15:40頃

        講 師:青柳茂樹・本間岳史・倉成英昭     参加者26人

        見学コース:高麗川駅→高麗神社(御神門・御社殿・参集殿・神楽殿・高麗家住宅・昼食)→聖天院

              (王廟・中門・阿弥陀堂・庭園・書院・本堂・鐘楼・地形展望・メランジュ露頭)→栗坪(白亜系・

              不整頭)→高麗川遊歩道→巾着田(飯能礫層の大露頭)→ 巾着田バス停→高麗川駅 

      ※徒歩約2時間 高麗駅から帰られた方もかなりいました。

   当日は、早朝小雨が降りましたが、のち曇り、昼前からは晴天となり、見学会日和となりました。高麗神

   社では、神社の方に境内を案内していただきながら、詳しい説明を聞きました。栗坪の不整合へのアプ

   ローチでは、一時高麗川へ降りる道を見失い時間のロスがありましたが、何とか見学できました。高麗川

   遊歩道は、一部未建設のか所がありますが、川沿いの快適な散歩ができました。巾着田の高麗川の川原で

   は、土曜日の午後とあって、キャンプする行楽客のテントがずらりと並んでいました。参加者からは、今

   回のように歴史と自然(地形・地質)を組み合わせた見学会は面白いとの感想をいただきました。 

   高麗川駅に参加者が集合    高麗神社の由来を説明    神社の方から説明を受ける

     聖天院から地形を展望      快適な高麗川遊歩道     飯能層の泥岩(下)と礫岩(上)


 

◆「寄居・熊谷近郊の自然と歴史を訪ねて」

 

   2017年5月13日(土) 10:00~15:00 参加者22人

  講師:吉川国男・本間岳史・倉成英昭(テキストは下記をダウンロード)

    見学コース:寄居駅南口→宮沢賢治の歌碑→玉淀川原(寄居酸性岩類・寄居層・断層破砕帯)→鉢形城跡

      (本曲輪・二の曲輪・三の曲輪・復原石積土塁・昼食)→鉢形城歴史館(解散)※

            ※午後は「ひろせ野鳥の森」で野鳥を観察する予定でしたが、雨天のため鉢形城歴史館の

              見学に変更しました。

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寄居・熊谷近郊の自然と歴史を訪ねて.pdf
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◆「浦和コミセンまつり」へ平成27年に続き参加

 

   NPO法人 野外調査研究所では、これまでに、浦和駅東口  パルコ9階・10階の「さいたま市浦和コミュニ

  ティーセンター」で開催されたコムナーレフェスティバルに参加し、多くの見学者に好評を得ることができ

      ました。そこで、野外調査研究会へ移行した平成28年度も参加し、平成29年3月4日(土)~5日(日)

  10時~16時に同所で開かれた「浦和コミセンまつり」に参加し、展示(荒川の写真・地図など)・体験学

  習(荒川の石・化石・化石レプリカ作製など)・顕微鏡観察(火山灰・珪藻化石・プラントオパールなど)

  を行いました。当会の会員10人が展示準備や市民への説明に参加し、約300人の見学者が訪れました。

   今回は前年より展示会場を広く使用できたので、広い体験コーナーを設置できました。見学者は昨年より

  興味・関心を持っている方が多く、質問や疑問の声がたくさん出ました。子供たちも、レプリカ作製や顕微

  鏡観察、荒川の石や珍しい化石に触れることを通して、身近な自然に興味関心を高めることができました。


 

 ◆さいたま市桜環境センター「桜エコ・フェスタ」へ初参加

 

   平成27年4月に開設されたごみ処理施設「さいたま市桜環境センター」では、環境啓発施設が設されてお

  り、同年から環境啓発に取り組んでいる各種の活動団体が、展示活動に参加しています。野外調査研究会も

  平成28年度にはじめて参加し、平成28年11月27日(日)10時~16時に、2階の展示会場で、写真や地

  図、石や化石などを展示しました。当会の会員5人が展示準備や市民への説明に参加しました。

   やや展示場が狭く、展示期間が1日しかなかったため見学者は150人ほどでしたが、荒川に関心を持つ方

  が多かったようです。


  

◆さいたま市立岸町公民館の文化祭へ初参加

 

   岸町公民館が開催した平成28年10月14日(金)~16日(日)の文化祭に参加しました。会場は公民館の

      体育館で、写真・河原の石・珍しい化石を展示しました。岸町公民館へははじめての参加でしたが、4枚の

  ボードと4台のテーブルを借用でき、見栄えのある展示(ジオパーク秩父・秩父の自然・まつり・文化など

  を紹介)となりました。当会の会員12人が展示準備や市民への説明に参加しました。

   3日間の展示期間で土・日もあり、多くの市民や親子連れの見学者が多く(約500人)、驚きや多くの質

  問もあり、好評でした。