謹賀新年
新型コロナウィルスの感染は依然として収まる気配がありませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 感染拡大が著しい東京都をはじめ埼玉県でも非常事態宣言の国への発出要請が行われ、会食・移動の自粛が求められています。
こうしたなか、野外研でも例年通りの活動はできませんが、可能な範囲で部会活動やイベントなどを企画していきたいと考えています。
機関誌『野外調査研究』第5号は例年通り6月末の刊行を予定しています(投稿歓迎:原稿募集は1~3月)。今年、野外研は、前身である「NPO法人 野外調査研究所」発足から20年、機関誌発行が通巻第30号となります。記念事業なども企画したいところですが、コロナ禍のなか今後の計画を立てづらい状況です。本年も変わらぬご支援をお願いいたします。
◆◆ジオウォーキング
のご案内◆◆
⇒ 中止となりました!
2021年1月23日(日)に長瀞~皆野の荒川沿いでジオウォーキングが行われます(主催:秩父まるごとジオパーク推進協議会、企画・運営:NPO法人 秩父まるごと博物館)。
当地は日本の地質百選にも選定されたところで、今回 “ジオ” の見どころ満載のコースが設定されています。ジオとくらしとの関わりについてもいろいろな発見ができるでしょう。
時節柄コロナ対策には十分配慮して実施されるとのことですので、興味のある方はこの機会に参加されてはいかがでしょうか。
◆令和2年度 野外研主催 野外見学会「浜川戸砂丘、粕壁宿、春日部市郷土資料館」◆
終了しました。 → 「見学会・地域活動」のページをご覧ください。
◆◆まる博講座「地域づくりとエコミュージアム」◆◆
終了しました。
「NPO法人 秩父まるごと博物館」は、秩父の自然や歴史・文化・伝統を中核にすえ、住民の衣食住、産業や商業、運輸などの諸活動までも、博物館活動に位置づけて実践する新しいタイプの博物館です。この博物館の構想は、1960年代のフランスにおこったエコミュージアムを参考にしたもので、秩父地域全体を対象として、フィールドワークを重視し、会員自らが土地の遺産を学術的に探求し、積極的に発信しています。本講座では、エコミュージアムのエキスパートである講師をお呼びし、エコミュージアムの理念と、人づくりやまちづくりを通じて観光振興や地域の活性化をめざして実際に取り組んでいる国内外の事例を紹介していただきました。
●海外事例:セイシャル・エコミュージアム(ポルトガル)、レーロース・ミュージアム(ノルウェー)、
地捫トン族人文生態博物館(中国貴州省)
●国内事例:朝日町エコミュージアム(山形県)、青都とばミュージアム(生活・環境博物 館:三重県)
エコミュージアムはジオパークやまちづくりの取り組みともリンクする部分が多いので、ジオパークや行政の担当者なども参加されました。
講師:大山由美子氏(日本エコミュージアム研究会 理事、武蔵野美術大学 非常勤講師、
丹青研究所 特任研究員)
日時:2020年11月29日(日)13:30~15:00
会場:秩父市歴史文化伝承館 主催:NPO法人 秩父まるごと博物館
◆◆ジオパーク秩父 歴史道 スローウォーク 長瀞「中野上・野上下郷めぐり」◆◆
終了しました。
◆◆◆「まる博講座・講演会」開催のおしらせ◆◆◆
⇒ 2月の講演会は中止となりました!
NPO法人 野外調査研究所時代の姉妹団体ともいえるNPO法人 秩父まるごと博物館が、恒例の「まる博講座・講演会」を開催します。
今年度はコロナの影響で、講演本数を減らし時期を後ろにずらしたとのことです。
地域づくりとエコミュージアム、身近な滝めぐり、秩父谷の城と武将、秩父のシカなど、興味深いテーマで講演が行われます。
関心のある方、秩父方面にお住まいの方など、ふるってご参加くださるようご案内いたします。
♠♠『野外調査研究』第4号刊行!♠♠
6月30日、野外研の機関誌『野外調査研究』第4号が刊行されました。20人の執筆者から34編の投稿があり、本文199ページとなりました。
論文・研究ノート・論説・記録といった会員の調査研究成果をまとめたものが11編、特集として組んだ「見沼の自然と歴史・文化」が3編あり、学術的に価値ある内容が搭載されています。
また今号は、地域の最新情報や話題、文化財に関する新着情報などを紹介する野外研通信・コラムが充実し、本の紹介や各部会の活動報告なども含め、ニュースレター的機能も果たしています。
会員のひろばでは、新入会員の自己紹介や会員の日頃の趣味や興味に関する紹介などが投稿されています。
会員配布ですが、非会員でも購入可能です(刊行物のページをご覧ください)。
◆◆◆◆◆◆ 今後の予定など ◆◆◆◆◆◆
野外調査研究会会長 高原勇夫
日頃、野外研活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。さて今般の新型コロナウイルス感染拡大により、野外研活動も2月16日の「見沼・荒川講座」を最後に、3月以降年度末までの講座・見学会等すべてが中止のやむなきに至りました。機関誌「野外調査研究」第4号は例年通り6月末日に発行できる見込みですが、7月18日の総会(会場:県立さいたま文学館)が予定どおり実施できるかは、今後の推移を見守るしかありません。会合・印刷・発送作業のできる公共施設の開館、外出自粛と3密回避の解除が待たれます。
誰もが先の見通しが立たない混沌とした情勢下、くれぐれもご自身の健康に留意され、どうぞ元気よくお過ごしください。
<その後の経過>
7月18日、新型コロナウイルス感染防止に十分な対策を講じたうえで、なんとか予定通り総会を開催し(於:さいたま文学館)、旧年度の活動報告・決算、新年度の事業計画・予算、役員体制などを決めることができました。出席者には機関誌「野外調査研究」(第4号)が配られました。
2年の任期を終えた高原勇夫旧会長に代わり、𠮷川國男会員が新会長に選出されました。しばらくは講座や見学会の実施は困難ですので、今後のコロナ禍の状況をにらみながら無理のない範囲で活動を行っていきます。変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げます。
◆◆◆ 野外研(野外調査研究会の略称)のさまざまな活動シーンのご紹介 ◆◆◆
◆2020(令和2)年10月14日(水)
秋の見学会「さいたま市立博物館~
氷川神社参道~土器の館」
講師:青木義脩氏(野外研)
柿沼幹夫氏(野外研)
終了しました。
→ 「見学会・地域活動」の
ページをご覧ください。
◆2020(令和2)年2月16日(日)
見沼・荒川部会合同講座「見沼たんぼと野田のサギ山」「荒川下流域の地形と洪水」
講師:青木義脩氏(野外研)・高原勇夫氏(野外研)
終了しました。
→ 「講座・講演会」の ページをご覧ください。
◆2019(令和元)年12月7日(土)
野外見学会「荒川低地の遺跡─流路
の変遷と古代水運─」
講師:柿沼幹夫氏(野外研)
終了しました。
→ 「見学会・地域活動」の
ページをご覧ください。
◆2019(令和元)年11月21日(木)
野外研講座「見沼の民話と伝説」
さいたま市立岸町公民館
講師:斉藤久子氏(野外研)ほか民話
の会の皆さん
終了しました。
→ 「講座・講演会」の
ページをご覧ください。
◆2019(令和元)年7月13日(土)
野外研講演会「さいたま市の地形・地
質(地盤)と地震災害のリスク」
さいたま市青少年宇宙科学館
講師:中澤 努氏(産総研)
終了しました。
→ 「講座・講演会」の
ページをご覧ください。
♠♠『野外調査研究』第3号が刊行されました!♠♠
6月30日、野外研の機関誌『野外調査研究』第3号が刊行されました。19人の執筆者から25編の投稿があり、本文166ページとなりました。活動報告・論文・研究ノート・記録・随想・本の紹介・コラム・野外研通信など、前号に続き、大変読み応えのある内容となっています。また、昨年発足した「寒天の歴史と活用」部会の活動成果を「寒天製造の文化と現状」として特集(7編)を組みました。非会員でも購入可能です(刊行物のページをご覧ください)。
◆2019(令和元)年5月18日(土) 野外研公開講座「見沼の地形と地質」 さいたま市
立岸町公民館
講師:高原勇夫氏(野外研)
終了しました。
◆ 2019(令和元)年5月11日(土)
筑波学園都市見学研修旅行
終了しました。
→ 「見学会・地域活動」のページを
ご覧ください。
野外研叢書10「蓑 美しき先人の技 MINO─beautiful
braid art of the ancestor 」
が刊行されました。
民具収集家の中村貞夫氏(羽生市)が東北・信越地方を中心に各地を歩いて収集された1500点を数える民具類のうち、139点の蓑の写真とスケッチ図が収録されている。A4判総カラー219頁の美しい写真集である。羽生市立郷土資料館での特別展がきっかけとなり、NPO法人 野外調査研究所の会員が中心となってコレクションの調査を行い、データの記録や写真撮影などを行った。
野外調査研究会のロゴマークについて
ロゴとは会の名称などを文字で表現したもので、マークとは会の特徴を絵柄で表現したものです。したがって、ロゴマーク=ロゴ+マークとなり、文字と絵柄を組み合わせたデザインとなります。デザインにあたっては、まず会則にうたわれている会の目的や活動(下記)を吟味しました。
「当研究会は、地域における自然や文化の調査・研究、情報の提供・啓発など、自然や文化についての理解を深めるための活動を推進し、会員相互の交流・親睦を図りながら、学術、文化の向上と環境改善に寄与することを目的とする。そのために本会は、野外における自然(地形・地質、水、植物、動物、気象など)や文化(歴史、考古、民俗、伝統文化など)の調査・研究および普及、野外調査の知識を養う研修旅行、体験学習、研究会などの開催、自然や文化に関する地域情報の収集・提供および広報・啓発および出版活動、機関誌「野外調査研究」の発刊などを行う」
さらに、次の2点についても留意しました。
①研究会のテーマを象徴し、会の旗印に使える
②それを見た人が研究会に参加したくなる
このような点を基本に、野外における地に足の着いた地道な調査研究や普及・啓発活動を推進・継続し、将来へ向けて確かな足跡を残すという意味をこめて、トレッキングシューズの足跡をデザインしました。
野外調査研究会は、15年の歴史をもつ「NPO法人 野外調査研究所」
を引き継ぎ、2016年6月に設立された市民団体である。